11/18 広島市立大学の地域貢献事業発表会2019(市役所)
以下の4件の研究展示を行いました
- アクティブノイズコントロールによる騒音規制対策
造船業界では 2018(平成 30) 年 7 月以降の引き渡し船から新しい騒音規制が適用され問題視されています。これまで騒音対策は吸音材や遮音剤を利用したパッシブな手法が用いられており、これらに合わせてアクティブ手法を用いることにより、有効な規制対策が期待されています。また、自動車業界においても低燃費化に伴う軽量化による騒音が問題になっており、そこでもアクティブノイズコントロールが注目されています。ここでは騒音制御技術に関する研究について紹介します。
- サウンドの医用応用
幼少期にアデノイドの肥大化がピークを迎え、一般的には大人になるにつれて萎縮します。本研究では、このアデノイドを早期で発見し、治療の機会を促すためにアプリで簡易診断可能なシステムを提案しています。このシステムの利用によって、特定の語彙をスマートフォンや PC に対して発声することで簡単に診断が可能となります。
- “ワクワク感”をデザインする
現在、車内音は静けさだけではなく、音環境としての快適さが追求
されるようになってきました。快適さの支配要因となるエンジン音
をデザインし、ドライバがワクワク感じる車内音を追及しています。
また、エンジン音を信号処理することでユーザが所望するエンジン
音のデザインについて紹介します。
- サウンド技術の異分野展開
サウンド技術の異分野展開として、体内伝導音を用いた豚の呼吸器
病診断技術を紹介します。ピエゾ素子を用いた体内伝導音の採取と
信号通信システムの構築を行いました。また、呼吸器病の罹患有無
を条件とした豚の呼吸音と心音の音響解析を行うことで、罹患有無
における音響的特徴の差異を確認しました。
お疲れ様でした
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